アラサー子なし主婦のつぶやき

日々気づいたこと、学んだこと、ゆるゆると書いていきます

誰かの何気ない言葉に傷ついたり、自分を否定されてるように感じるとき

 

誰かが放った何気ない一言、

自分に向けられたわけではない言葉に、

なんだかチクっと感じて勝手に傷ついたり

自分に対する嫌味なんじゃないか?と

被害妄想モードに突入したり

自分の存在を否定されてるように感じることがたまにある。

 

学生の頃はその思いをヒートアップさせて

絶対自分のことを言ってるに違いない!と決めつけて

友達に突っかかってしまったり、

勝手に落ち込んで勝手に傷ついて

その友達のことが怖くなったり…

こう書くとつくづくめんどくさくてうざい奴。笑

成人してからも結婚後もその気質は直らず

夫の何気ない言動で自分の存在を否定されてるように感じては

怒りをぶつけて喧嘩になった。

親戚間でも友達間でも職場の人間関係でも

学生のときのように激しく表に出すことはなくても

被害妄想モードに突入して

それを本人には言わず夫や母や親しい人に

こんなことがあって、こうかもしれない…と

打ち明けることはしょっちゅうあった。

大抵、気にしすぎ!と言われて終わるけど

いつまでもうじうじモヤモヤ考えてた。

 

アラサーになった今でもまだまだ

被害妄想が激しくなることはある。

けど、あることに気づいてから

その思いを夫であろうと親しい人であろうと

相手にぶつけることがなくなった。

こうに違いない!と決めつけることが少なくなった。

他の人に打ち明けることも少なくなった。

 

何に気づいたかというと、

「自分を傷つけてるのは自分」

「自分の存在を否定してるのは自分」だということ。

 

他人が言った何気ない言葉を

「自分に言ってる!」と感じて傷つくのは

自分が一番自分にその言葉を言ってるってこと。

例えば、

太れない体質で痩せてることがコンプレックスの人に

「私、太ってる人は無理〜」と言っても

相手は傷つかない。

だってその人自身太ってないし、

自分のこと太ってるとも思ってないから。

じゃあこの言葉を

太ってることがコンプレックスの人の前で言ったら?

本人に直接言ってなくても

太ってることがコンプレックスの人が近くにいて

たまたまその言葉を聞いたら?

自分のこと言われてる!って思うよね。

自分で自分は太ってるって思ってるから。

太ってる自分が嫌いやから。

だから傷つく。

自分自身が一番太ってる自分を自覚してるから。

脳内でそんな自分を攻撃してるから。

だから他人の言葉も自分に向けられてると感じて

傷ついたり腹が立ったり

自分の存在を否定されてるように感じるんだ。

 

他の例でも

もしも女性がいきなり他人から

「ばばあ!」って言われたら腹立つと思う。

でも、「じじい!」って言われたらどうか?

"私男じゃないし。じじいじゃないし"

って、自分には当てはまらないから冷静に聞き流せて

傷つくことも腹立つこともないんじゃないか。

現に、20歳そこそこのとき

子どもと接する機会があって

ものすごくやんちゃな男の子に

「じじい!」と言われたことがあるけど

「え?なんでじじい?笑」と笑ってしまうくらいで

何とも思わなかった。

でももしこれがばばあだったら

いくら子どもとはいえ冗談とはいえ

グサッときてたと思う。笑

自分は女性だという自覚があるから。

 

街を歩いてるとき急に

「ブス!」と聞こえてきたとして

それに対して「自分のこと言ってる…?」と思うのは

自分の容姿に自信がなくて

脳内でいつも自分を貶めてる人だろう。

客観的な容姿の美醜は関係なく

自分が自分のことを美女だと思ってたら

そんな言葉には反応しないはず。

客観的に見て美人な広瀬すずさんとか橋本環奈さんが

その言葉に反応するとは思えないし…笑

逆に自分の容姿にそこまで執着がない人も

そんな言葉には反応しないだろう。

自分のことを可愛いとも美人とも思ってないけど

コンプレックスもあれどそこまで気にしてないし

そもそも自分の見た目にそこまで興味も執着もなく

自分で自分を貶めることもなく…

そんな人だったら容姿を貶す言葉に

過剰反応することもない。

 

 

どんな話も最後に行き着く答えは

"全部自分"なんだと思い知らされる。

誰かがこう言ってるのを聞いて傷ついた、

誰かにこう言われて腹が立った、

誰かがこんなことを言ってて私の存在を否定された気分、

誰かが放ったあの言葉は私に言ってるに違いない…

 

それ、ぜーーーーーーーんぶ

自分が自分に対して言ってること!!!!

意識下でも無意識下でも

自分が自分に対して思ってることなんよー!!!!

自分がそう思ってるから反応しちゃう。

自分がそう思ってるから過敏になる。

自分に対してそんなこと1ミリも思ってない人には

全くもって響かない言葉にダメージ受けてるのは

紛れもなく日頃脳内で自分で自分を傷つけてるからだ。

 

実際に他人が傷つけようとして放った言葉であっても

当の本人がそう思ってなければノーダメージ。

私が過去にじじいと言われて何とも思わなかったように

自分がそうじゃないと思えてたら傷つくことはないってこと。

それってイコール…

「他人に傷つけられた」っていうのは

とんでもない妄想なんだと気づく。

他人が自分を傷つけられるわけがない。

自分しか自分を傷つけられない。

他人に言われたことを図星だと思えば傷つくし

当てはまらないと思えば何とも思わんのやから

結局全部自分でしょう。

 

そこに気づけてからは

他人の言葉に傷ついたり腹が立つと思うことがあっても

一呼吸置いて、客観的に考えられるようになった。

はじめは心が乱されたと感じるし

カーッとなって色々言いたくもなる。

でも、それを一旦抑えて時間を置いて冷静に考えてみると

『違う、私はこの人に傷つけられたんじゃない。今自分で自分を傷つけてるんや…』

『私はこの人に存在を否定されたわけじゃない。自分が一番自分の存在を否定してたんや』

ということを思い出す。

 

なんやかんや書いてても

被害妄想モードに突入することはまだまだあるし

他人の言動に傷ついたり腹が立つことも

これからもいっぱいあると思うけど

そんなときは一呼吸置いて

"その言動に引っかかるのは、自分が自分にそう思ってるからなんだ"

ということを思い出そう。

 

他人に惑わされてるようで

自分が自分を惑わしてる。

他人にダメージ喰らわされたようで

自分が常日頃自分にダメージ喰らわせてる。

そこに気づけたら、

そこを思い出す習慣がつけば、

何も恐れることはない。

何も傷つく必要はない。