アラサー子なし主婦のつぶやき

日々気づいたこと、学んだこと、ゆるゆると書いていきます

"苦労は買ってでもしろ"の意味

「苦労は買ってでもしろ」という言葉がある。


「今までの人生、打ちのめされるような挫折をしたことがない」と言う人に対して、苦労は買ってでも〜というような言葉を持ち出しては、「それは良くないよ」「絶対挫折は経験した方がいい」と指摘する人がいたのだけど…


苦労は買ってでもしろって、別に打ちのめされるような挫折を経験しろという意味ではないよなと思う。





苦労=辛くて苦しくて打ちのめされること

だけじゃなくて、

・めんどくさいな〜と感じること
・しなきゃいけないな〜と思ってること

そういうことも"苦労"に含まれる。




だから、"苦労は買ってでもしろ"というのは、「めんどくさいな〜とか、しなきゃいけないな〜と思ってることは、今やっておいた方が後々楽できるよ!」という意味でもある。
どちらかというと真意はそっちな気がする。





実際、「今までの人生、打ちのめされるような挫折を経験したことがない」と言ってる人も、実は色々経験してきてる。


長く関わってきてよくよく話を聞いてみると、トラウマになってもおかしくない過去があったり、辛く悲しい経験も悔しい思いもたくさんしてきてるのだけど、そういうことを一切引きずらない思考回路を持ってるだけだった。


仕事に関しても、大多数の人間は苦痛に感じたりストレスを感じるようなことでも、その人はなんら苦痛に感じることなくやってのける。
「嫌じゃないの?」と聞いても「別に何も思わない」と。


面倒な業務も後回しせず、その日のうちに効率よく片付けていく。
後回しにしてる人は月末に大変な思いをしてるけど、その人は都度片付けてるから月末バタバタすることもない。


その人は、挫折になりかねない経験を挫折だと感じない思考回路を持ってるだけ。
苦労(めんどくさいこと、しなきゃいけないこと)は、すぐ取り掛かってるだけ。


そう考えると、その人はメンタル的にも人間的にも最強な気がする。





逆に、説教くさく「挫折を経験しないとだめだ」と言ってくる人は、過去に自分がいかに大変な思いをしたかを自慢げに語ってきたりする。

自分も過去に苦労(辛くて苦しい思い)をしたからと、下の世代にも同じ"苦労"をさせようとする。


これって何歳であろうと老害じゃないか。
そうはなりたくないな。




どちらの人が周りの人から慕われているかを見ても一目瞭然。
どちらの人が生きやすそうかを見ても一目瞭然。




慕われている人・生きやすそうな人の思考回路や行動はなかなか真似できるもんじゃないけど、私は"苦労=めんどくさいこと"という捉え方をして淡々とこなしていける人になりたい。









とはいえ、そういう「苦労しろ!」という考えをを押し付けてくる人達もまた、今まで上の人達から押し付けられてきたんだろうなとは思う。


それが当たり前。それが一人前。
それを刷り込まれてるだけ。


そう思うとやっぱり嫌いにはなれないな。






何の話?ってなってくるけど…笑


苦労(めんどくさいこと)をどんどんこなしていこう。