アラサー子なし主婦のつぶやき

日々気づいたこと、学んだこと、ゆるゆると書いていきます

人に頼れる人・自分の弱さを見せられる人は強い

 

他人の目や意見を気にして

なかなか自分を出せない人・遠慮しがちな人って

人に頼ることを"悪"だと思ってたりする。

自分自身にもそういう節がある。

 

 

私は高校生のときにパニック障害になって

電車に乗れなくて、学校に行けなくなった。

 

不登校になってしまった私に

仲の良かった友達は、

「何に悩んでるのか話して欲しい」

「頼って欲しい」

「一緒に解決したい」

と何度も何度も言ってくれた。

 

それなのに私は、

電車に乗るとか会食をするとか教室にいるとか

他の人が当たり前にしてることを出来ないことが

とても恥ずかしくて、情けなくて、

自分がそんなことに恐怖を感じてるのだと

どうしてもバレたくなくて隠したくて、

結局友達には何も話せず

通信制の学校に転校することになった。

 

その過去があっての今だから

転校したという選択に後悔はないけど…

もしあのとき、友達に自分の悩みを話せていたら?

恥ずかしいとか情けないとか思わずに

自分のことを受け入れてあげていたら?

友達に頼れていたら?

どうなってたんかなって考えることがある。

 

元々外食が苦手だったり

他人の目を必要以上に気にしすぎたり

今で言うHSP気質なところはあった。

そんな自分が行った学校が、皮肉なことに

大勢の前で自分の意見を述べる機会が頻繁にあって

そのたびに頭が真っ白になって

今にも気絶しそうなほどの緊張に襲われて

とうとう我慢の限界がきた、という感じ。

 

だから、学校に行けなくなったのも

誰かに何かをされたから…とかではなく

元々の自分の中の問題であって

友達に話したって結果は変わってなかったかもしれない。

 

それでも

自分自身の隠したいと思ってるところ、

弱い部分を曝け出せる勇気があったなら、

もしかしたら

転校でもなく、その後引きこもるでもなく、

もっと違う選択肢も見えてきてたかもしれないなって。

 

人に頼ってみることで

自分のありのままを受け入れてみることで

視野が広がって

他の選択肢も出てきてたかもしれないなって

そんなことをふと考える。

 

 

そして

今もそうだし当時の自分にも言いたいのは、

・困ったときに人に頼ることができる人

・人に自分の弱さを見せられる人

・自分の弱さを自分で受け入れられる人

そういう人こそ本当に強い人なのだ!ということ。

 

 

当時は、

こんな弱い自分大嫌いだ!恥ずかしい!

バレてはだめだ!強くならなければ!

と、もがいてたけど

今思えば空回りばっかりしてたな。

 

今もパニックの症状が出ることはあって、

仕事中にめまいと動悸で倒れそうになったり

夫が運転する車で目的地に着いた途端、

動悸と息苦しさで血の気が引いてきたり…

でもそういうときに黙って我慢したり

取り繕ったりするのをやめた。

 

仕事中なら、動くペースを落としてちょっと休む。

それでも治らないときは

パニックとは言わないけどめまいがするからと

ちょっと休憩時間を早めてもらって休む。

ほんまにだめなときは帰ってもいい、と自分に言う。

 

夫にも、

付き合ってるときは自分から不調を言えなくて

急に具合が悪くなって口数が少なくなって

夫もイライラしてきて険悪になる…

ということが多々あったけど、

今は正直に

「具合が悪くなったから帰りたい、休みたい」

と伝えることにした。

 

昔は急に具合が悪くなることがとても申し訳なくて

夫も不機嫌になって

あぁ自分はなんでこんなにだめなヤツなんや…と

自分責めのループに入る一因でもあって

余計にパニックの頻度が増える原因でもあったから

今は自分の不調に極力罪悪感を抱かないことにしてる。

 

私が急に不調になることで

夫が不機嫌になってたから

《私が体調を崩す→夫が不機嫌になる→私が悪い》

と当時は思ってたけど

今思えばそれは私が

"今しんどい"ということを伝えられてなかったから。

 

具合が悪くなったときに正直に、

「今こういう風にしんどい。だからこうしたい」

と伝えるようになったら

夫は「わかった!」と穏やかに言ってくれて

とても頼もしい存在になった。

 

他人とはご飯を食べられなかった自分が、

それからは夫と一緒なら

ご飯を食べられるようになったし

外食にも行けるようになった。

コロナ前は車でいろんなところに行けたし

絶対無理だと諦めてた飛行機にも乗れた。

怖かったし色々あったけど…。笑

それでも飛行機に乗れたことは自信にもなった。

 

 

人に頼ることで、出来ることが増えていった。

人に頼ることで、選択肢が広がった。

人に自分の弱さを見せたことで、

自分自身の弱さを受け入れられるようになった。

 

 

 

ずっとずっと

《強くなりたい、強くならなければいけない》

って全身に力を入れた状態で

奮い立たせるように思ってたけど…

本当に強い人は

もっと肩の力が抜けてて、

自然体で、気取ってなくて、

困ったときは助けを求められて、

自分の隠したくなるような弱い部分を曝け出せて、

自分自身のことも他人のことも受け入れられる…

そういう人こそ"強い"んだな。

 

 

 

これからは、強くなりたい!じゃなくて、

もっとだめだめな自分、恥ずかしい自分、

どんどん晒していこう。笑