矛盾しててもいい。答えを一つに絞らなくていい。
YouTubeより。
人は、答えを一つに絞ろうとする習性があるらしい。
AかBか
白か黒か
マルかバツか
良いか悪いか……
色々な物事に対して、一つの答えを出そうとする。
矛盾してはいけないという思い込みがある。
例えば、「この世から消えたい」と思っている人がいたとして、
その人が翌日には「やっぱり生きたい」と言うと、
「どっちやねん?」となる。
けど、どっちの感情も同時に感じてもいいし、相反する考えを同時に持つことがあるのは当たり前なのだと…。
同じ相手に対して、"好き"と思うこともあれば、"嫌い"と思うこともある。
同じ経験に対して、"楽しい"と思うこともあれば、"怖い"と思うこともある。
同じ出来事に対して、"気にならない"と思うこともあれば、"許せない"と思うこともある。
そういう相反する感情が出てきたとき、答えを一つに絞ろうとするから苦しくなるのだそう。
完全には理解出来てないかもしれないけど、これを聞いたときは衝撃を受けたとともに心が軽くなるのを実感した。
あの人のことを好きなときもあれば、嫌いなときもある。
同じことをしているのに、楽しめるときもあれば、恐怖心でいっぱいになるときもある。
言われたことに対して、何も気にならないときもあれば、ものすごく引っかかったり許せない気持ちになるときもある。
前は好きだったのに!
前はこう出来てたのに!
前は許せてたのに!
そう思う必要もないし、
嫌いなら離れてしまえ!
怖いならもうずっとしなければいい!
許せない!無理!
と、極端な方にふれる必要もない。
どっちもある。
どっちもあっていい。
人に対しても自分に対しても…
基本は好きだけど、ここは嫌いだな。とか
大好きだけど、今この瞬間は嫌い。とか
苦手だったけど、こういうところは好きだな。とか
そういう考え方でいい。
答えは、AとBの両方あるかもしれない。
AとBの間かもしれない。
AでもBでもなく、Cかもしれない。
一つに絞らなくていいとわかれば、自分の中の矛盾に苦しむ必要はなくなる。
矛盾に苦しんで答えを一つに絞ろうとするから、今までは人間関係がとても極端になってしまってたのかなと思う。
0か100か、白か黒か、
という思考が強すぎたもんな。
無駄な完璧主義も同じこと。
完璧にやりたいけど出来ないから、結局何もしない…先延ばしにする…みたいなことが日常だった。
今は、10点でも20点でもいいからちょっとやる。
それでひとまずおっけー!と思えるようにはなってきてる。
ただ、人間関係に関してはまだまだ白黒思考が強くなることがある。
それは、自分に対しても常にマルかバツかをジャッジしてるからなんだろうな。
白黒思考を手放すことで、もっと楽に生きていけるはず。
相反する考えが出てきたとき、
答えをひとつに絞ろうとしない。